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Bank of JapanPress conferenceFeb 25, 2012Masaaki Shirakawa, Governor

総裁記者会見(2012年2月25日)要旨

Original in Japanese

Full text

§1Masaaki Shirakawa

本日は、世界経済について議論を行いました。私からは、個人消費などの内需の底堅い動きや、海外経済の減速や円高の影響などに言及しつつ、わが国経済の現状と先行きについて丁寧に説明しました。金融政策運営に関しては、先行きの不確実性がなお大きい中で、最近みられる前向きの動きを金融面から後押しすることを狙って、日本銀行の政策姿勢をより明確化するとともに、金融緩和を一段と強化したことを説明しました。内容は既にご存じだと思いますが、第 1 に、「中長期的な物価安定の目途」を示すこととしたこと、第2 に、時間軸政策を使った日本銀行の金融緩和姿勢を明確化したこと、第3 に、資産買入等の基金を増額したことを述べました。このほか、欧州債務問題に関しては、 ECBによる潤沢な資金供給やギリシャに対する第2 次支援の合意などにより、市場は幾分落ち着きを取り戻していますが、こうした政策対応によって買われた時間には限りがあることを指摘したうえで、問題の解決に向けた明確な道筋をつけるための努力を継続することを要請しました。

§2Question

原油高の原因として世界的な金融緩和が背景にあるという指摘については、どのように思われますか。

§3Masaaki Shirakawa

足もとの原油価格の上昇については、地政学リスクの高まりに加え、年明け後、先進国経済について多少明るい動きも出てきていることが背景にあると思います。もちろん、ベースとなる背景として世界的な金融緩和は続いていますが、ここにきて金融緩和が原油価格の上昇の主因になっているとは思っていません。いずれにせよ、金融緩和に関しても、その効果とその副作用について注意深く見ていく必要があることは、一般論としてはその通りだと思います。以上