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Bank of JapanPress conferenceMar 23, 2020Haruhiko Kuroda, Governor

総裁記者会見(2020年3月23日)要旨

Original in Japanese

Full text

§1Haruhiko Kuroda

G20テレビ会議の模様については、今、麻生副総理が言われた通りです。私からは、先週の月曜日に金融政策決定会合を前倒しして金融緩和の強化を図ったことについて、第一に、市場の流動性を従来のやり方に加えて更に潤沢に供給していくこと、特に6中銀の間のドルのスワップラインを使ってドルの流動性も供給することにした点を説明しました。第二に、やはり企業金融の万全を期すことが重要ですので、特別な企業金融支援の仕組みを新しく作り、それに加えてCPや社債の買入れを更に増やすこととしました。第三に、マーケットのリスク・プレミアムに働きかける観点から、ETFとJ-REITについて、従来の2倍のペースで積極的に買い入れることを通じて、企業金融がしっかりと回り、更にはマーケットが十分機能し、そういうことを通じて企業や家計に安心感を与えるということを行っていることを申し上げました。

§2Question

市場において新型コロナウイルスの影響が拡大していく過程で、ベーシススワップ取引において米ドルの調達のプレミアムがかなりはね上がりました。これに対して、今総裁がおっしゃったように、ドルを供給するということで6 中銀が連携していますが、いずれこのキャッシュへの選好がもう少し落ち着けばドルについての見方も落ち着いてくるというふうにお考えでしょうか。

§3Haruhiko Kuroda

マーケットのことですからあまり予断を持って言うことはできないと思いますが、このバックアップのシステムがある限り、ドルの流動性が十分に供給されるということですので、マーケットはいずれ落ち着いてくれるとは思います。しかし、単に待っているというのではなく、こういったものを積極的に活用してドルの流動性を確保することができます。日本の金融機関はかなり前広にドル資金の手当てをしていますので、足許非常に大変だということではないですが、金融機関としても更に手厚くドルの流動性を持っておきたいということで、ドルのオペにも参加したのだと思いますし、これはバックアップとして非常に重要だと思います。以上