総裁記者会見(2020年4月14日)要旨
Original in Japanese
Full text
§1Question
黒田総裁にお伺いしたいのですけれども、今日どのようなご発言をされたのかというのをご紹介頂ければと思います。
§2Haruhiko Kuroda
私からは基本的に日本銀行による金融政策面の対応について説明しました。また、不確実性が大変大きい状況のもとで新型コロナウイルス感染症の影響を十分注視しつつ、必要があれば躊躇なく追加的な金融緩和措置を講じるという考えも示しました。
§3Question
IMFが世界の経済成長率の見通しを、日本時間の今夜になりますが公表しました。全世界で-3.0%、これはリーマンショック時を超えて世界恐慌以降最悪という見通しですし、日本においても-5.2%ということでリーマンショック後に匹敵する悪化の見通しが公表されました。こうした見通しについてどのように認識されているか、お伺いできればと思います。
§4Haruhiko Kuroda
IMFの見通し自体について云々というよりも、IMFが述べている通り、世界経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行の影響によって、下押し圧力が強まっていることは事実だと思います。感染症の拡大防止のため、各国で外出制限や店舗の規制などの措置が講じられており、経済活動を大きく制約している面があります。また今、このグローバルな感染症拡大の収束時期にはまだ不透明感が強いわけでして、そういう意味で先行きには不確実性が極めて高いと考えています。ただ、IMFも述べている通り、感染症が次第に収束していって、今年の後半から世界経済は回復していくという考え方も1つの考え方であると思っています。いずれにせよ、不確実性が極めて高いので、私どもとしては当面この感染症の影響をよくみていく必要があると思っています。以上