← Back
Bank of JapanStatementFeb 15, 2011

当面の金融政策運営について(現状維持、12時37分公表)

Original in Japanese

Full text

§1

2011年2月15日日本銀行当面の金融政策運営について1.日本銀行は、本日、政策委員会・金融政策決定会合において、次回金融政策決定会合までの金融市場調節方針を、以下のとおりとすることを決定した(全員一致(注))。無担保コールレート(オーバーナイト物)を、0~0.1%程度で推移するよう促す。2.わが国の景気は、改善テンポの鈍化した状態から徐々に脱しつつある。すなわち、世界経済の成長率は、新興国・資源国に牽引される形で再び高まってきており、その下で、輸出や生産は、増加基調に復する動きがみられる。設備投資は持ち直しつつある。雇用・所得環境は引き続き厳しい状況にあるものの、その程度は幾分和らいでいる。個人消費は一部の財に駆け込み需要の反動がみられるが、住宅投資は持ち直しつつある。この間、金融環境をみると、引き続き、緩和の動きが強まっている。物価面では、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、基調的にみると下落幅が縮小を続けている。3.先行きの中心的な見通しとしては、わが国経済は、景気改善テンポの鈍化した状況から脱し、緩やかな回復経路に復していくとみられる。物価面では、引き続き、消費者物価の前年比下落幅は縮小していくと考えられる。4.リスク要因をみると、景気については、上振れ要因として、旺盛な内需や海外からの資本流入を受けた新興国・資源国の経済の強まりなどがある。

§2

一方、下振れ要因としては、引き続き、米欧経済の先行きや国際金融市場の動向を巡る不確実性がある。物価面では、新興国・資源国の高成長を背景とした国際商品市況の一段の上昇により、わが国の物価が上振れる可能性がある一方、中長期的な予想物価上昇率の低下などにより、物価上昇率が下振れるリスクもある。5.日本銀行は、日本経済がデフレから脱却し、物価安定のもとでの持続的成長経路

§3

(注)賛成:白川委員、山口委員、西村委員、須田委員、野田委員、中村委員、亀崎委員、宮尾委員、森本委員。反対:なし。 に復帰するために、包括的な金融緩和政策を通じた強力な金融緩和の推進、金融市場の安定確保、成長基盤強化の支援という3 つの措置を通じて、中央銀行としての貢献を粘り強く続けていく。今後とも、先行きの経済・物価動向を注意深く点検したうえで、適切に政策対応を行っていく方針である。 以上 (参考) ・開催時間――2月14日(月) 14:00~16:212月15日(火) 9:01~12:32 ・出席委員――議長白川方明(総裁) 山口 秀(副総裁) 西村淸彦(副総裁) 須田美矢子(審議委員) 野田忠男(〃) 中村清次 ( 〃) 亀崎英敏(〃) 宮尾龍蔵(〃) 森本宜久(〃) 上記のほか、2月14日木下康司財務省大臣官房総括審議官(14:00~16:21)梅溪健児内閣府政策統括官(経済財政運営担当)(14:00~16:21) 2月15日櫻井充財務副大臣(9:01~12:22、12:28~12:32)末松義規内閣府副大臣(9:01~12:22、12:28~12:32)が出席。 ・金融経済月報の公表日時――2月16日(水)14:00 ・議事要旨の公表日時――3月18日(金)8:50以上