← 戻る
日本銀行記者会見2017年4月21日黒田東彦, 総裁

総裁記者会見(2017年4月21日)要旨

全文

§1Question

フランス大統領選挙において、二人のEU離脱派の候補者が優勢になった場合は、市場が混乱するという見方もあります。市場への影響という面で懸念される点は何でしょうか。また、昨日のG20前の会見で物価は力強さに欠けるとおっしゃっていました。直近の展望レポートでは、今年度の物価上昇率は 1.5%、来年度は 1.7%となっておりますけれども、次の金融政策決定会合では、下方修正もやむを得ないとお考えでしょうか。

§2Haruhiko Kuroda

フランス大統領選挙の影響云々については、選挙はまだ行われていませんし、私から何か申し上げるのは僭越ですので、コメントは控えさせて頂きます。また、展望レポートで示す物価見通しについては、次の金融政策決定会合において色々な議論が行われ、そこで経済や物価の動向についてのその時点での政策委員会の結論が出されてくるわけですので、今、私から特別なことを申し上げることは適当でないと思います。

§3Question

先ほどG20の議長国ドイツのショイブレ財務相の会見で、拡張的な金融政策を、正常化に向けて準備をする必要がある、という風に発言をされたのですけれども、そういった議論がG20の中で実際にあったのでしょうか。また、その発言に対してのお考えを伺えますでしょうか。

§4Haruhiko Kuroda

ショイブレ大臣の発言が何を指しておられるのか分かりませんが、恐らく欧州の中央銀行の金融政策についておっしゃったのではないかと思います。もっとも、私は、G20の議論の中で、その点について何か議論があったとは認識しておりません。なお、ご承知のように、米国はすでに金融政策正常化のプロセスを始めているわけで、それはすでにFOMCで決定され、さらに議事要旨等によっても紹介されております。以上