総裁記者会見(2022年4月20日)要旨
全文
§1Haruhiko Kuroda
議論の内容については、ただいま鈴木大臣からご説明があった通りです。G7財務大臣・中央銀行総裁会議では、ロシアのウクライナ侵攻が世界経済に与える影響について詳細な議論が行われ、私からは、資源価格の上昇などが日本経済に与える影響について説明しました。G20財務大臣・中央銀行総裁会議においても、ロシアのウクライナ侵攻が、日本経済や物価に与える影響について説明したところです。
§2Question
黒田総裁に質問します。G7でも為替の問題、為替について言及があったということなんですけれども、総裁は、18日の国会では 1 か月ほどで10 円くらい進んでいて、かなり急速な為替の変動だというふうに発言されています。その後も円相場は1 ドル129 円台前半まで下落していまして、この急な動きについての受け止めをお願いします。また、経済界からは業界によっては懸念する声が上がっていますが、このまま円安が続いてもプラスという考えに変わりはないか、経済にマイナス面は出てこないのか、お願いします。
§3Haruhiko Kuroda
私の立場から為替相場について具体的にコメントすることは差し控えさせて頂きます。日本銀行としては、為替相場は、経済や金融のファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが望ましいと考えており、為替相場が短期的に過度に変動しますと、先行きの不確実性を高め、企業の事業計画の策定等が難しくなる面もあります。日本銀行としては、為替相場の変動が経済・物価に与える影響には十分注意してみていきたいと思っています。
§4Question
為替について大臣と総裁にそれぞれお伺いできればと思います。先日の閣議後会見で米国と通貨について連携していきたいとのお話がありましたが、今後、日米での財務相会談なども調整されているかと思いますが、そうした中で米国とはどういった為替政策について協調した政策を議論していきたいとお考えなのか、お伺いできればと思います。黒田総裁には、そうした中でどのような議論に期待なさっているのかという点も併せてお伺いできればと思います。
§5Haruhiko Kuroda
私からは先ほど申し上げた通りであり、また鈴木大臣がおっしゃった通りかと思います。以上