← 戻る
日本銀行記者会見2023年10月13日植田和男, 総裁

総裁記者会見(2023年10月13日)

全文

§1Kazuo Ueda

G20での議論ですけれども、主な内容については鈴木大臣からご説明があった通りでございます。特に世界経済等に関するセッションがありまして、その中で世界的な金融環境のタイト化、あるいは根強いインフレ圧力を踏まえた世界経済の見通しとリスク要因などについて議論されました。そこで私からは日本の物価動向や日本銀行の金融政策対応について説明致しました。以上です。

§2Question

植田総裁にお願いします。これまで今週の会議で、様々な会議で世界の経済情勢についていろいろ議論がなされたと思いますが、それを踏まえて日本経済を概観した際に、日銀が目指している持続的・安定的な物価目標の達成について、確信度合い、総裁、その度合いに変化があったのか、またIMFがブログではあるんですけれども、日銀が将来の本格的な政策変更に入った際は世界の債券市場に大きな影響があるのではないかと指摘しています。市場の動揺を抑えながら政策の修正、正常化をしていくうえではどのような工夫が考えられるのか、その辺りをお願いします。

§3Kazuo Ueda

世界経済の見通しの方ですけれども、端的にお答えしますと、今回G7、G20に出席したことによって私どもの世界経済の見通し、その前の時点で持っていた見通しに大きく影響を与えるというような見方の変化はなかったというふうに私の中では思っていますが、いろいろ参考になることがあったということは申し上げられると思います。具体的にはちょっと申し上げにくいですけれども。それから、私どもの政策と市場のボラティリティとの関係というご質問だったと思いますけれども、申し上げられることとしましては、例えば7月のYCCの修正、これはYCCの枠組みが市場のボラティリティを却って高めてしまうというようなことをなるべく避けるような意図を持ってなされた措置であるという面があるということでございます。以上